ものづくりに息づくクリエイティブ精神。す てきなモノが生まれた背景にあるストーリー や、作り手のココロに迫ります。
心も体もリラックスできる至福のバスタイム。
しかし、肌が敏感なこどもの場合、水道水に含まれる残留塩素によって肌がピリピリしてしまうことも。残留塩素とは浄水場でつくられた水を消毒するために加えた塩素が、水道水に残ったもの。
この残留塩素をできるだけ除去して肌を守りながら、さまざまな色や香りが楽しめる入浴料が「おぷろ」です。
↑おぷろの「ぷ」には、お湯ざわりをまるくしたいとの思いが込められています。
おぷろを手がけるのは、岐阜県山県市にある浄水器メーカー「水生活製作所」。
誕生したきっかけは、「塩素が入っていないお風呂に入りたい」というお客さまの声。当初は浄水器の浴槽版をつくろうとしたそうですが上手くいかず、3年の年月をかけ、多くの人に手軽に使ってもらえる入浴料を開発することに。
↑おぷろ開発を担当した「水生活製作所」の太田美穂さん。
“1回の使い切りでお風呂に入れるもの”というコンセプトを新たに掲げて商品開発をスタート。塩素を除去するためのビタミンCを中心に、保水力の高いコラーゲンやヒアルロン酸、リラックスできる香りなど、数種類の成分を微調整しながら配合。
試作したものは太田さんをはじめ、社員何人かで実際にお風呂に入れて使用しながら、改良を重ねました。
↑「おぷろ」は全部で11種類。メンソールやミントが入ったCOOLタイプや有効成分が血行促進を高める薬用タイプもあります。
↑おすすめ2種類が入ったギフトセットも。プレゼントにもぴったりです。
太田さんにお気に入りを伺うとー、「炭酸タイプの『あわ』が好きです」とのこと。いろんな色があるので、家族で「今日は何色のお風呂に入ろう?」なんて日替わりで楽しみながら、バスタイムが楽しめそうです。
入浴料に加えて、ボディソープも開発。
「『おぷろ』のボディソープは残留塩素から肌を守りながらきちんと汚れを落とせるから、こどもや敏感肌の人も心地よく体を洗うことができますよ」と太田さん。
↑ ボディソープには詰め替え用も。「おかわり」というネーミングもかわいい!
「敏感肌で悩んでいた人から、『ストレスなくお風呂に入れて助かっています』と手紙をもらったときはすごくうれしかったです」と太田さん。
開発部には男性社員が多いそうですが、これからも女性ならではの感覚を大切に、新商品を生み出していくそうです。